インビザライン矯正のアタッチメント

インビザライン矯正のアタッチメント

アタッチメントは、インビザライン・システムによる治療に欠かせないものです。

アタッチメントとは歯の表面に厚さが約1mm程の歯とほぼ同色の樹脂でできた突起を接着させて「出っ張り」を作ります。

材質は小さい虫歯を修復する時に使用するもので、歯とほぼ同色の樹脂で、決められた光量の光を照射すると瞬間に硬化します。

アタッチメントは何の為に歯の表面につけるか?

マウスピースの中で歯が滑ってしまうのを防ぐため

マウスピースの中で歯に独特の動きをさせる為

断面が丸い歯牙の回転をアライナー(マウスピース)で実現することは困難だと、長い間考えられていました。アタッチメントを適切に設置することにより、クリンチェック治療計画に示される通りの歯牙移動を実現しやすくなります。

アタッチメントの適切な設置は、期待通りの治療結果を達成するために不可欠なステップです。

アタッチメントの種類

ドクターの指示で大きさ、形、接着位置、個数を決定するもの。

コンピューターによってデザインされるものがあります。

コンピューター技術のおかげで、必要に応じて、患者様の治療計画に沿ったそれぞれ特有の歯牙移動にカスタマイズされたアタッチメントを提供できるようになってきました。

挺出用最適アタッチメント、前歯部マルチトゥース挺出用アタッチメント、回転用最適アタッチメント、マルチプレーン・アタッチメント、およびルートコントロール用アタッチメントなどがあります。

ただ、コンピューターによってデザインされたものだけでなく、ドクターの判断で形などを調整することは必要不可欠となります。

コンピュータによるアタッチメントのデザイン

頬側面上の歯牙長軸から最も遠い位置に回転用最適アタッチメントのアクティブサーフェスを自動的に設置し、この平面にフォースが働くようアライナーを設計します。

全ての歯にアタッチメントがつく?

全ての歯にアタッチメントがつくのではありません。

より細かい動きをさせたい歯やマウスピースで歯をしっかり保持したい部分などに

アタッチメントを接着します。

治療開始時にアタッチメントを正しく設置すると、脱離のリスクを最小限に抑えることができ、予測通りに歯が動きやすくなります。

インビザラインの「アタッチメント」は目立つ?

アタッチメントは、歯とほぼ同色で目立たず、治療後は綺麗に外しますので、装着した形跡は残りません。

と言われることはありますが、前歯に関しては注意いが必要です。

マウスピースにはアタッチメントを覆う凸凹が出来きます。そのため前歯にアタッチメントを付けると、正直どうしても目立ちます。

見えない矯正とは言われますが、前歯にアタッチメントがつくと見えます。

アタッチメントに着色

アタッチメントは矯正治療中は歯についているものなので、コーヒーなどをよく飲む方で、着色しやすい方はアタッチメントにも着色つきます。

歯ブラシで磨いても落ちないため目立ってしまうことがあります。

目立つアタッチメントの対策は?

接客業など、お仕事の関係で、前歯にアタッチメントを付けることに抵抗がある方は、前歯のアタッチメントについてあらかじめ希望を伝えておくと良いです。

そうすると患者様の希望になるべく沿えるよう、極力アタッチメントの装着位置や個数に配慮した治療計画を立てることが可能となります。

ただし、治療計画に影響が出る場合もあります

アタッチメントを全く付けずに治療するのは難しい場合もあります。

世田谷通りリキ歯科・矯正歯科のアタッチメントは、ご希望に合わせて、

・前歯の目立つ場所を極力避ける

・形を小さいものにする

・前歯のアタッチメントに使用する部分だけ特殊な材料(着色しにくく、艶があり、色も歯になじみやすい)を使用する。

など、患者さまのご希望になるべく添うような形でご提案していきます。

インビザラインのアタッチメントをつける時の流れ

アタッチメントを接着する歯面をブラッシングします。

→エッチングという酸性薬剤により表面を処理します。

→水洗(薬剤を流し乾燥させます)

→ボンディング液を塗布します(接着剤)

→レジン(歯と同色の樹脂)を充てんしたテンプレートを歯牙にしっかり乗せ、アタッチメントの周囲を静かに押して十分に適合させます。

→コンポジットレジンのメーカーの指示に従ってそれぞれのアタッチメントを硬化します(光照射)

→バリとり

テンプレートを取り外し、カーバイドの仕上げ用バーを使用して歯牙からはみ出した部分を取り除きます。反対側の歯列弓にも同じ工程を繰り返します。

バリ取りはマウスピースと歯の適合を向上させるために丁寧に行う必要があります。

世田谷通りリキ歯科・矯正歯科では拡大鏡を使用して細かくバリを除去します。

→最初のアライナーを装着し、アタッチメントとマウスピースのフィット感をチェックします。

 

インビザライン治療においてアタッチメントというのは開発会社のアラインテクノロジー社が日々、研究開発を行い新しい形態にどんどん変化していくインビザライン矯正の特徴の一つと言えます。

世田谷・桜新町・用賀・経堂・駒沢大学付近でインビザラインのマウスピース矯正にご興味のある方は、

世田谷通りリキ歯科・矯正歯科の無料矯正相談にお申し込みください。