世田谷通りリキ歯科・矯正歯科の西山 力です。

今回のテーマは『インビザラインによる矯正治療の費用(料金)について』です。

矯正治療を受けるかどうか迷われていれている方がもっとも気になるのは、治療の効果とともに治療費用のことだと思います。矯正治療には長い期間がかかります。通院回数も多い、また再治療が必要になった時、いったい全部でどれだけの治療費用がかかるのか、、不安に思われる。そんな患者様の不安を取り除くため、費用についてご説明します。

1999年に米国で始まったインビザライン矯正が、日本に導入されたのは2006年。

この10年で、日本でもインビザライン矯正を行う歯科医院が急速に増えました。

歯科矯正治療は健康保険が適用されない自費診療のため、治療費用は医院により様々です。

ここでは平均的な相場の金額をご紹介します。

インビザラインによる矯正治療前にかかる費用

初診・相談料

歯並びの悩みを聞いて、治療の流れや装置の特徴について説明

(0円~6,000円程度)

精密検査料

頭部X線規格写真(セファロ)、お口やお顔の撮影、歯型採取

(25,000円~60,000円程度)

診断料

治療計画(実際の費用・期間、治療方針)を説明

(10,000円~50,000円程度)

インビザラインによる矯正治療中にかかる費用

装置・基本料金

(65万円~100万円程度)

その他に、

  • 通院毎の処置(調整・経過観察等)料
  • 治療経過確認の検査料
  • 各種報告書類作成料
  • 方針変更や故障による装置再作製料
  • インプラントアンカー設置料

こういったものも確認する必要があります。

インビザラインによる矯正治療後にかかる費用

  • 治療後のリテーナー作製料
  • 治療後のメンテナンス料

初診・相談料

歯列矯正を希望する場合の初診相談料は、0~6,000円程度の費用がかかります。その後治療を受ける・受けないを問わず無料の医院も多いです。

問診やカウンセリング等を行い、どんな問題があるかを把握します。

視診で歯並びだけでなく虫歯・歯周病なども含めた問題を確認します。

医院によっては、最初のカウンセリングの際に口腔内カメラやレントゲンなどでの撮影を行い、それも含めて無料という場合もあります。

精密検査料・診断料

頭部X線規格写真(セファロ)、お口やお顔の撮影、歯型採取

治療計画(実際の費用・期間、治療方針)を説明

検査料には幅がありますが、25,000~60,000円程度かかります。

この精密検査では、レントゲン(パノラマ・頭部X線規格写真(セファロ))撮影をしたり、口腔内の写真撮影などを行います。また、模型をつくるために歯型を取ったり時にかかる費用です。

歯列矯正の診断料は10,000~50,000円程度かかります。これは検査結果を受けて、治療計画や方針を決めたりなどするときにかかる費用です。

精密検査と診断を分けずにひとまとめにした価格にしている場合もあります。

 

インビザラインによる矯正治療開始時にかかる費用

装置・基本料

軽度の叢生向けのインビザライン・ライトなど、インビザライン矯正のバリエーションも増えたため、インビザライン矯正費用の相場は、65万円~100万円超まで、幅が広くなっています。

安いことを売りにしている医院もみられますが、後戻りなどの軽度の症例用のインビザラインの治療費用を前面に打ち出していることが多く、安い矯正ができるような誤解を与えている場合があります。実際に安い価格で治療ができるのは、過去にワイヤー矯正をされていた患者様など軽度の症例に限られるため、安いと思って受診しても、治療ができず逆に他よりも高い治療費用がかかることもあったりします。

矯正治療は自由診療は自由診療なので、同じ治療をしても10万というところもあれば、100万というところもあります。

高い先生の治療が素晴らしく、安い先生の治療は安いなりとは限りません。

高くてもそれほど大した治療をしない先生もいるでしょうし、安くてもしっかりとした治療をしている先生もいると思います。

あとは、ご本人が納得がいくかどうかということになってきます。

インビザライン矯正治療中にかかる費用

注意したいのがインビザラインの基本料以外にも費用が発生場合があるということです。

  • 通院毎の処置料

治療中は定期的に通院し、矯正の経過を写真に記録したり、アタッチメントの付け外しや、IPR(ディスキング)を行なったり、補助的装置を装着したりします。そうしたいわゆる処置(調整)料は1回1,000~6,000円程度かかります。毎回かかる費用なので意外とコストが積み重なるため注意が必要です。

ただし、総額制(トータルフィー)で、最初にまとめてすべての金額を支払う治療費の払い方があります。この場合は一回一回費用を支払う必要がありませんので安心です。

あとあとになって想定していたよりも高額な金額になることがあります。通院処置費用の有無、支払いのタイミングは、事前に確認した方が良いです。

その他、

  • ・治療経過確認の検査料
  • ・各種報告書類作成料
  • ・方針変更や故障による装置再作製料
  • ・インプラントアンカー設置料

なども別途治療費用が発生する場合があります。

インプラントアンカーなどは当初計画されていなかったとしても、途中から必要になる場合もあります。

基本料にどこまで含まれるか事前に確認する必要があります。

インビザライン矯正治療の終了後にかかる費用

治療後のリテーナー作製料

リテーナーとは、歯列矯正が完了した後に、正しい歯列を維持するため、後戻りしないために使用する補助的な装置のことです。この費用は、4千~6万円程度で、個人の状態によって必要なリテーナー器具が変わります。

治療後は矯正期間と同等の期間、人によっては半永久的にリテーナーを使用することもあります。

治療後のメンテナンス料

治療後のメンテナンスは、歯列に後戻りなどの問題がないかを定期的にチェックします。検診の内容にもよりますが、基本的には2,000~5,000円程度の費用がかかります。

インビザラインの再治療の料金負担について

医院により変わります。

・完全に無料(5年以内など)

・処置料のみ

・実費程度

・半分程度

・全顎

どれになるのかは、どこまでの治療になるのか、またそれぞれの医院によると思います。治療後のメンテナンスに通っていたかも費用に影響する場合もあります。

以上、インビザラインの矯正治療にかかる費用でした。

世田谷通りリキ歯科・矯正歯科では安心の定額制料金設定を採用しています。

また矯正相談は無料となっています。不安なことやわからないことがあれば、お気軽にご相談ください

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