エラボトックス完全ガイド
歯ぎしり・食いしばりから大切な歯を守る
咬筋の緊張をやさしく緩め、歯・顎・お口の健康を守る治療について徹底解説します
📌 要約:エラボトックスとは
エラボトックス(歯科用ボトックス)とは、噛む筋肉である咬筋(こうきん)にボツリヌストキシン製剤を注射し、筋肉の過緊張を緩めることで、歯ぎしり・食いしばりによる歯や顎へのダメージを軽減する自由診療(保険適用外)の治療です。施術後1〜2週間ほどで効果を実感される方が多く、持続期間の目安は3〜6ヶ月です。
目次
① こんな方におすすめです
- 歯がすり減っている
- 歯の根元が削れている・しみる
- 歯茎が下がってきた
- エラが張っている、輪郭が気になる
- 就寝中の歯ぎしりを指摘された
- 朝起きると顎がだるい・張っている
- 歯科医院で歯ぎしりを指摘された
- マウスピースが続かない
一つでも当てはまる方は、エラボトックスが適している可能性があります。
② エラボトックスとは?基礎知識
歯科のボトックス注射(通称:エラボトックス)は、噛む力を生み出す咬筋にボツリヌストキシン製剤を注射し、筋肉の収縮を穏やかに抑えることで歯ぎしり・食いしばりを改善する治療です。咬筋が発達している部分(いわゆる「エラ」)に注射することからこの名称で呼ばれ、美容領域では小顔・輪郭形成、歯科領域では機能改善という2つの側面があります。
保険適用について
エラボトックスは自由診療です。歯ぎしり対策としてのナイトガード(マウスピース)作製は保険診療で可能ですが、ボトックス注射自体は保険対象外です。
③ 放置すると危険なトラブル
就寝中の歯ぎしり・食いしばりは無意識下で行われるため、食事の何倍もの力が歯や顎にかかり続けているといわれています。
| トラブル | 詳細 |
|---|---|
| 歯周病の進行 | 歯が揺らされ、支える骨に負担がかかる |
| 詰め物・被せ物の破損 | 割れる、外れる頻度が上がる |
| 歯のすり減り(咬耗) | しみやすくなる、詰め物が外れやすくなる |
| 楔状欠損 | 歯と歯茎の境目が削れ知覚過敏・虫歯リスク上昇 |
| 顎関節症 | 顎の痛み、開口障害、クリック音 |
| 頭痛・肩こり | 咬筋の過緊張が周辺に影響 |
④ これまでの対策とその限界
マウスピース(ナイトガード)
歯への直接的な負担は緩和されますが、噛む力そのものは変化しないため「歯ぎしりが強くて壊れる」「装着しても顎が張る」「違和感で続けられない」といった声があります。
その他のセルフケア
就寝前のリラックス・マッサージ、カフェイン/アルコールを控えるなどは補助的な効果にとどまり、力そのものを根本的にコントロールする方法ではありません。
⑤ 仕組み(作用機序)
作用部位:咬筋/下顎骨を引き上げ、上下の歯を噛み合わせる働きを持ち、歯ぎしり・食いしばりの主動力源となる筋肉です。
ボツリヌストキシンは、神経から筋肉への伝達物質(アセチルコリン)の放出を抑えることで筋肉の過剰な収縮を穏やかに抑制します。これにより咬筋の緊張がやわらぎ、無意識下の強い力が軽減されると考えられています。
⑥ 施術の詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 注射部位 | 左右の咬筋、各5箇所(合計10箇所) |
| 使用製剤 |
・ナボタ ※FDA・MFDA(KFDA)認可取得済み ・メディトキシン(ニューロノックス) ※MFDA(旧KFDA)認可取得済み ・コアトックス ※MFDA(KFDA)認可取得済み |
| 施術時間 | 注射自体は1分程度(合計20〜30分) |
| 麻酔 | 患部の冷却により痛みを軽減 |

⑦ 効果が出るまでの期間
| 時期 | 状態 |
|---|---|
| 施術直後 | 見た目の変化はほぼなし |
| 数日〜1週間 | 徐々に緊張がやわらぎ始める |
| 1〜2週間 | 効果を実感し始める方が多い |
| 約2週間〜1ヶ月 | 効果が安定 |
| 3〜6ヶ月 | ピークを過ぎ徐々に薄れる |
まれに(1000人に1〜2人程度)抗体を持つ方がおり、効果の減弱・持続期間の短縮がみられることがあります。
⑧ 小顔効果について
咬筋が発達すると「エラの張り」の一因になります。エラボトックスにより緊張・活動量が抑えられると、筋肉のボリュームが徐々に縮小し、輪郭がすっきりして見える効果を感じる方もいます。骨格そのものを変える治療ではなく、効果の実感には個人差がある点にご留意ください。
⑨ 副作用・リスク
| 症状 | 内容 |
|---|---|
| 内出血 | 注射針の刺入により起こることがある |
| 咀嚼時の違和感 | 硬いものが噛みにくく感じることがある |
| 一時的な筋力低下 | 効果が切れるまで(約3〜6ヶ月)人為的に戻す処置なし |
| 発熱・吐き気・頭痛 | 頻度は低い(目安約0.5%) |
| 表情の不自然さ | ごくまれに一時的な違和感。時間経過で解消 |
⑩ 治療を受けられない方・注意事項
施術できない方:妊娠中・授乳中の方/ボツリヌストキシン製剤へのアレルギー既往がある方/重篤な基礎疾患をお持ちの方
注意事項:当日の飲酒・激しい運動は内出血リスクを高めるためお控えください。基礎疾患は事前に必ずお申し出ください。施術前後3ヶ月以内の妊娠は避けてください。
⑪ 治療の流れ
- 通常の歯科検診でお口全体の状態を確認
- カウンセリング(流れ・リスクの説明/初診は当日施術なしの場合あり)
- 触診・冷却→マーキング→頬側から数箇所へ注射(1分程度)
- 施術後:顎のだるさが出る方も。1〜2週間で効果を実感
⑫ 痛み・ダウンタイムのリアル
筋肉注射に似た痛みがあり、事前の冷却で軽減を図ります。当日〜数日は内出血や軽い違和感が出ることがありますが、日常生活への大きな支障は少ないとされています。当日の飲酒・激しい運動は避けてください。
⑬ マウスピース vs エラボトックス
| 項目 | マウスピース | エラボトックス |
|---|---|---|
| アプローチ | 物理的に衝撃を緩和 | 筋肉レベルで力を軽減 |
| 保険適用 | あり | 自由診療 |
| 持続性 | 装着中のみ | 3〜6ヶ月持続 |
| 手間 | 毎晩の装着 | 3〜6ヶ月に1回 |
| 小顔効果 | なし | 期待できる場合あり |
両者は併用も可能です。症状に応じて担当医とご相談ください。
⑭ 料金プラン(税別)
効果の持続期間を踏まえ、およそ4ヶ月ごとの施術がおすすめです。
⑮ 当院が選ばれる理由
歯科医師によるお口全体を踏まえた施術
エラボトックスは咬筋への注射だけで完結する治療ではありません。当院では歯科医師が虫歯・歯周病・噛み合わせ・詰め物の状態など、お口全体の状態を把握した上で施術を行います。歯ぎしり・食いしばりの背景には噛み合わせのズレが隠れているケースもあるため、必要に応じてマウスピースとの併用や噛み合わせの調整もあわせてご提案します。エラボトックス単体の施術ではなく、歯を守るという目的から逆算した治療計画をご提示できることが当院の強みです。
豊富な症例実績
当院では2019年からエラボトックスの施術を実施しており、これまで多くの患者様の歯ぎしり・食いしばりの改善に携わってまいりました。歯ぎしり・食いしばりの程度や咬筋の発達具合は一人ひとり異なるため、積み重ねてきた症例をもとに、注射部位・量を微調整しながらお一人おひとりに合わせた施術を行っています。
⑯ 施術担当医紹介
| 氏名 | 西山 力 |
|---|---|
| 資格・認定 | テルナジャパン株式会社によるボツリヌス治療認定医 |
| 施術実績 | 2019年から施術実施 |
歯科医師としてお口全体の健康を診ながら、ボツリヌス治療の専門的な認定を受けた施術者が担当いたします。安全性を重視し、カウンセリングを丁寧に行った上で施術を進めます。
⑰ よくある質問
エラボトックスは何歳から受けられますか?
男性でも施術は受けられますか?
効果を感じられなかった場合はどうすればいいですか?
痛みはどのくらいありますか?
ダウンタイムはありますか?仕事はすぐにできますか?
マウスピースと併用できますか?
効果はどのくらい持続しますか?
妊娠中や授乳中でも受けられますか?
保険は適用されますか?
小顔効果はどのくらいで実感できますか?
⑱ 対象エリア・アクセス
世田谷、桜新町、経堂、二子玉川、上町付近でエラボトックス治療をお考えの方は、世田谷通り りき歯科・矯正歯科までご相談ください。


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