世田谷通りリキ歯科・矯正歯科の西山 力です。
今回のテーマは
『子供の歯並びをキレイにする方法』
歯並びには乳幼児期からの生活習慣が大きく影響します。
キレイな歯並び・正しい噛み合わせにするために、周りの大人が気をつけてあげる必要があります。
正しくない歯並びやかみ合わせのことを『不正咬合』と言います。不正咬合は見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病になりやすくなる、顔の成長の妨げになるなどの不都合が生じます。
0歳~2歳で気をつけること
授乳はできるだけ母乳で
赤ちゃんが母乳を吸う行為は「かむ」「飲み込む」などの口の機能発達の基礎になります。
指しゃぶり、おしゃぶりは3歳になるまではOK
指を吸う、おもちゃをくわえるなどの遊びは、お口や舌の機能の発達を促す大切な行動です。
あおむけに寝かせましょうあ
うつぶせ寝は顎に負担がかかり不正咬合の原因になります。
離乳食は乳歯の萌出に合わせたものをうす味で
無歯期(生後6ヶ月頃まで)
上下のくちびるで食べ物をとらえさせます。
前歯期(1歳頃まで)
大きめに切った食べ物を自分の手で口に運び、前歯でかみ切ることで「ひと口の量」を覚えます。
奥歯期(2歳頃まで)
食べ物を口に入れたら、その子のペースでゆっくりかむ時間を与えましょう。
完成期(3歳頃まで)
リズミカルにかんで、正しくゴックンと飲みこみましょう。
3歳~5歳で気をつけること
指しゃぶり、おしゃぶりは中止
歯並びやかみ合わせに影響を与えるため、3歳を過ぎたらやめさせましょう。
口を閉じ、左右の奥歯で均等にかんで食べる。
左右のどちらかでばかりかんで食べていると、バランスが崩れ、歯列不正の原因となります。なるべく左右均等にかみましょう。
よくかんで食べる
ひと口30回かんで食べるのが理想です。
食事中の姿勢に注意
食事中は背筋を伸ばして、足の裏は床や踏み台につけさせましょう。
足をブラブラさせていると、姿勢が不安定になり、力が入らずバランスが崩れます。
頬杖をつかない
頬杖が癖になると顎の歪みを招きます。
口呼吸は弊害しかありません
お口を閉じて鼻呼吸
口呼吸は口臭、虫歯、歯周病の原因になります。ずっと続けていると、
上顎の前歯が徐々に前に出てきます。また、全身の健康にも様々な悪影響があることが分かってきました。
舌の正しい位置を知りましょう。
口を閉じている時に舌が下がっていると、お口がポカンと空いてしまいます。また、舌が歯を押し出すようになり不正咬合につながります。
お口の筋力アップ
お口の周りの筋肉を鍛えると顔全体が引き締まり、口呼吸の改善につながります。
簡単にできる「あいうべ体操」がオススメです。
「あー」と口を大きく開く
「いー」と口を大きく横に開く
「うー」と口を強く前に突き出す
「べー」と舌を突き出して下に伸ばす
これを10回繰り返すのを1セットとし、1日3セットを目安に毎日続けてみてください。
無理をせずになるべく大きく口を動かしましょう。
よくいただくご質問
矯正治療はいつ頃から始められますか?
まず歯科医に相談しましょう。矯正開始時期を診断してもらいましょう。
目安として、
(3~6歳)は定期観察
この時期はまだ前歯の生え変わりが始まっていない時期にです。
早期に矯正治療を開始してもゴールは変わりません。早く始めた分、治療期間は長くなります。
上の前歯が生える時期(小学生くらい)まで定期観察しながら様子を見ます。
この時期に検診に行き、将来の矯正治療が必要になりそうかどうかなど、予測を聞くことは大切です。
(7~9歳)生え変わり時期
この時期になると、多少個人差はありますが、前歯と6歳臼歯が生え揃い、歯並び状態がある程度把握できます。
主に取り外し装置を用いて、拡大を行ったり、前歯と奥歯のかみ合わせを整えます。
このタイミングで矯正治療を開始する場合は、混合歯列期の治療と永久歯列期の治療と二段階に分けます。
永久歯列に近い時期
少し待ってインビザライン やワイヤー矯正のような本格矯正から始める場合が多いです。
子供が夜に歯ぎしりをしています。大丈夫ですか?
子供の歯ぎしりに関しては問題ありません。自然と治ってくることが多いので経過をみましょう。
前歯の隙間がかなりあいています。いつ頃閉じるものでしょうか?
乳歯列の隙間は「発育空隙」といって、あっても構わないものです。
むしろ隙間があった方が、永久歯に生え変わる時にガタガタが出にくく綺麗な歯並びになります。
世田谷・桜新町駅・経堂・駒沢大学・用賀付近で子供の歯並びが気になる、歯並びについて相談したいという方は、世田谷通りリキ歯科・矯正歯科へ是非お越しください。
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